<2874>「皮膚、これは時間の布」

 あたしへ向けて、

 しずかに流れてきたもの、

 あたしはそれを、

 いちどきに全て理解して、

 返すことはできない、

 しかしながら、、

 それら波の意味を探り、

 徐々に徐々に、

 返していこうとおもう、、

 そういう方向性だけは、持ちたいとおもう、、

 

 全てを肯定する、

 場所に来た訳ではない、、

 むしろ、

 人と人とが出会いをなすということに、

 上手くいくところや、

 上手くいきようのないところ、

 その中間のぼやぼやしたところなどが、

 集まってあるということが、

 だんだんに諒解されてくる、、

 ねえ、

 あたしは皮膚だと分かりはじめたよ、、

 これは時間の布、

 あたしがいろいろな波を受けて、、

 いちどきにとけてしまおうとする衝動を抜けて、

 徐々に徐々に、

 この成分が流れ、

 流れこんできて、

 という関係のなかにあり、

 その方向性でいればいいのだということが分かり、、

 こうやって、

 あたりまえに交流していることが、、

 あたしの時間を作り、

 あたしはそのなかでまた眠ることもできる、、

 そんな存在になっていたのだね、、

 

 多少人間が違っても、、

 ずっと一緒にいられた、

 あの特別な時間を、、

 生涯忘れることはないからこそ、、

 私たちはまた会える、、

 時間を共にすることは、、

 これから別れるということでもあり、、

 私は大人ぶって、

 何にも傷付いていない、と、

 してみせるだろうか、、

 あたしはさびしいよ、

 あたしはこんな声をしているよ、と、、

 しずかに言う、、

 しずかな水の流れが、、

 私に皮膚をよこし、、

 しずかに遡行する、

 また生きている、、

 また生きている限り、

 あたしは進む、

 それは、

 人々を圧倒するためではない・・・