<2787>「落下する、秘密を作る」

 私を落として、、

 ね、

 どうしてもこの静かな場所で、

 あたしを、

 しずかに落としてほしいの、、

 そうしたら、、

 からだのにおいもなにもない、、

 あたしは電気のようになる、、

 いつまでもいつまでも走る、

 うん、

 順番に、、

 そこから、また、

 私は、、

 存在するままにのびるよ、、

 ほら、

 液を拭いて、、

 

 何かこの絡みは遠い、、

 あたしはこれは誰、

 とひとり思っていた、、

 うもれるに違いない、

 いくつもの場所から、

 声を出してくるに違いがない、、

 いまからだに入ってくるに違いがない、

 、

 これは何、、

 これは誰、、

 まともな液がひたすらに流れる、、

 あたしはなかをのぞいている、、

 しだいに遠ざかる、、

 しだいにうつわのなかに、、

 からだが漏れてくる、、

 あたしは吸いたいのか、、

 口に含みながら、、

 これはのちのこと、

 どこの時間に含まれるのかと、、

 ひとりで考えていた、、

 あるまとまったにおい、

 あたしは真面目になる、、

 そんな真面目にならないで、

 と怯えながら、

 笑っている人の顔が映る、、

 

 あたしは裸足になり、、

 もう少し下の方へ存在し始める、、

 もう、

 交換ははじまっているのだ、、

 あなたのなかにある時間は、

 いくらか光って、

 いくらかにおっている、、

 あたしはそれをすべての皮膚に揃える、、

 またもうひとつの膜なのだ、、

 奥は遠ざかれ、

 秘密のない人、、

 なに、

 せっせと作ってしまっているじゃないか、

 そうではないか・・・