<2772>「よく考えろ、あの人たちと同じだ」

 なぜか私はさらの、

 現実の場所にいることを、

 いくらか驚いている、、

 私は奥に線を持ち、、

 常にそこへ、自身を引っ張る、、

 あたしは、

 私を殺さない限り、

 私はますます強くなるなどとは言わない、、

 あまりそのこわさは性に合わない、

 しかし同じことを思う、

 なので、

 死んだらしょうがないけれど、、

 死なない限りは私は確実に一歩を進める、

 という、、

 

 どこかで止まっているように見えるものも、

 全て動いているときの、

 私のあの砂の感触は何でしょうね、、

 しかしそれらいくつかは、

 水を含み、

 黒く変色した、重たい塊として、、

 そこらにあるでしょう、、

 私はそれを簡単にはさわりません、、

 しかしそれは空気を生みます、、

 あたしは知らないうちに吸います、

 ものの見事に、、

 あたしはからだのなかへ帰っていく、

 もともとは砂だったものたちを、、

 少し異和として迎える、、

 あたしはすさまじいスピードで流れていく、、

 からだを、

 ここに懸命に用意している、、

 あなた、

 一生懸命、

 新しく釣り合いのとれた場所へ戻ろうとする、

 その努力、

 その自然、、

 私はそれに対してうれしくなる、、

 

 私は話すことがないのではなく、

 ある意味露骨に、

 話が流れるときと流れないときとを、

 身体が決めているらしい、、

 それではいけないと思っていた、、

 なので、、

 その露骨さを隠そうともしない人に対し、

 怒りを覚えていた、、

 しかしよく考えろ、

 私もあの人たちと同じだ、、

 みんなと喋れる訳ではないのだ、、

 話せる人というのはほとんど身体的に決まっている、

 それをいつも不思議に思う、

 話すことがあるかないかではないのだ、、

 私がすらすらと流れているとき、

 その流れが生まれたことのよろこびに、

 もう少し居たいと思う、、