<2680>「私は人間だった」

 静かに探している、、

 あたしはどこの場所に立つの、

 まだ、

 見えない流れから、あなたは、

 順に重なって、、

 ここを過ぎるのか、

 あたしは、、

 その流れを嫌い、

 ひとつの空白に立つことにする、、

 誰が、、

 誰がこの響きの中心をなすの、、

 あたしは身体をする、

 具体的に確かめる、、

 あなたもそこに入る、、

 

 ふたつの日々の、

 線の、

 細い通路が、

 そのままここへあらわれて、、

 私はゆすられる、、

 私はしかしこの揺れ動きを、

 どこかで待っていた、、

 あたしは矛盾のひらく場所を、

 どこかで待っていたのだ、、

 あなたはごくあたりまえの存在、

 かにみえて、

 とても特異な道を持っていた、

 どこかに恥ずかしさはあるんだ、、

 しかし、

 恥ずかしくてもかまわないと思うようになる、

 私は線を濃くして、

 そう思うのかもしれない、、

 

 どうするか、

 私は何度も息をする、、

 どうするか、、

 これは、

 私がおそれて、おそれて、、

 しかし、どうするか、、

 私は人間だった、

 具体的な身体を、いつも見ているのに、

 私は人間だった、

 と思い出すことが多い、、

 うん、

 私の仕事の線を、濃くしたら、

 社会との通路がなくなるわけではない、

 それはむしろとしごとに濃くなる、

 通路も濃くなるのだ、

 私は、問題を解決しないまま、

 どこか他の場所に移動するだけでは、

 なにも意味がないことを知りはじめた、、

 人間として、

 私の仕事の線と、社会の線と、

 そのふたつをつなぐ通路を、

 上手く生かしていくことを、

 この場所で模索することなしには、どうにも・・・