<2676>「内部の水は、かわく、無感動に」

 あたしは身体の水を知り、、

 それを取り、、

 また外部を浸したら、、

 あたしは内と外を取りかえる、、

 まだ動いているその内の、

 ひと呼吸ごとの盛り上がりが、

 いままさに暗部の世界、

 そこにとっての太陽は呼吸、、

 呼吸が走る音は鳥のさえずり、、

 鳥のさえずりはあなたの水、

 あなたの水は赤い、、

 私はその赤さ、

 というよりも 生きものの真の底ともいうべき、

 その赤黒さを、

 無感動で眺めている、、

 それが流れることも、

 まるで大したことはないように思える、、

 

 私はその中に住んでいない、

 私はその外に住んでもいない、

 中間部にもいない、、

 ここに通過者として、

 しつこくあり続けているだけなのだ、、

 知らないものがはいる、、

 あたしはメッセージだけを出しておく、

 もっと入れ、、

 もっと入れ、、

 もっともっと入っては困る、、

 もっと入れ、、

 からだの波の立たせかたをいまひといきで知り、、

 あたしは手をする、、

 からだのふたつの時間、

 片方は、

 時間と呼んでよいものかどうか、

 それすら危ぶまれるものへ、、

 私は手を浸していく、

 ここに、、

 私は無音声でもって手を、、

 

 あなたは水を掴むかしら、、

 停止する者として、

 その通過をいくらか掴むかしら、、

 むろん、

 いくつか掴んだのに相違ない、

 しかしこれはどこへ染み、

 どこへかわいたのだ、、

 あたしは声を出しそうになる、、

 関わりのない身振りをいくつか、

 ここへ入れて、、

 あたしはまたはしゃぎそうになるのを、

 いくらかおさえ、、

 また、

 おさえるまでもないほど、、

 あたしは腸の皮膚のところで、、

 無振動を享受している、、

 あ、は・・・