<2660>「叫んだ、叫んでいないのか」

 確かなものだな、、

 あなたが今触れているものは、

 私は、繰り返しにより、

 それが、

 一段遠い場所へ入ったことを感ずる、、

 私の声はしかし、

 相変わらずそこに触れる、、

 当たり前に呼吸することに、

 何の疑問もない、、

 あれることにも、

 

 叫びが、つぶれる、、

 液が、出ている、、

 私はそれを眺め、

 自身の水の一列を想う、、

 そうだ、

 手を合わせに行く、、

 私は、まだ、

 生まれていないのに、

 太陽のなかに紛れて、

 汗をかく、、

 私が裏返る、

 液体が前面に出て、、

 わたしは奥へ、、

 ときどき、

 何かで使ったであろう場所を通る、、

 あたしは使ったであろうか、

 よく分からないな、、

 あたしは 見つめたであろうか、、

 好意か、どうか、

 ぎゅっと寄り添う人々に、、

 私は無感でいる、、

 こんなものは私のなかにない、

 では、私のなかにあるのは、、

 昼の光、、

 木が揺れる音、、

 あ、

 世界に帰る人たち、

 どうもさきほどは、、

 わたしの回転がきこえる、、

 わたしは叫んでいる、、

 叫んで、

 叫んだことが、嘘のように思える、、

 

 からだの、

 その遠くから来たよ、、

 ねえ、

 一緒に遊ぼう、、

 うん、

 私は、、

 道をひとりで帰らなければならない、

 とにかく、ひとりで、、

 それをどう伝えたらいいかが分からなかった、、

 どこから漏れたの、、

 その液は、

 どこで生まれたの・・・