<2636>「あぶらならばだ、かぞええぬからさ」

 これはまだはて、か、

 からだの、なかへ、なかへ、と来る、、

 声ぬ、はてか、、

 あい、え、さわってください、、

 どこへ通じるの、

 これを、

 さわってください、、

 あたしの肌中に、

 すっかり入って、

 もろもろを、、

 あたしは遠い気持ちになるかしら、、

 これで安心する訳では、

 ないのだろうか、

 あたしは胚胎した、、

 長く、細く、、

 そこから垂れたものを、いくつも、

 本当にいくつも掴んで、、

 

 あたしは声の下の、、

 この、ごうとなる箇所の、

 なかに、住んで、、

 ものを踊らせてきました、、

 あたしは機械油を、、

 どこからか、、持ってきて、

 そうして、

 自身とはどこか遠いものとして、つかまえる、、

 あたしはあぶらだったらいいな、、

 かぞえて、

 かぞええぬ、さ、、

 このあぶらだったら、、

 はたして、

 それはそうだろうか、、

 望んでいたことが、

 声になるとは、限らぬ場所で、、

 あなたはそこに骨を、

 骨とともに踊りを、提出する、、

 あたしはからになって、

 いっしんにその踊りを見つめる者の、

 その身体へ、

 まっすぐに入っていく、、

 なにだ、、

 はげしくねじりたい、、

 はげしく、くねりまわしたい、という、、

 人の、欲求が立って、、

 あたしは来た、

 あたしは来た、人を、見た、、

 

 どこでされるの、、

 あたしは問うけれど、、

 あたしは問うて、

 のち、空間へ、不揃いに、

 身体を放ってしまうけれど、、

 あ、た、た、あ、

 た、た、た、か、い、

 あたしは、液の、中で、、

 あたた、かい・・・