なかにはてのない声があるの、
あたしは見ていて、、
すぐに、
流れを見るの、、
あたしはそこに浸してあるの、、
ほら、そこに手を置いて、
あなたが見えているのよ、、
これはどこまでもふくらむ、
これはどこまでも響きになる、、
あなたが今、それを誘い、
私に向かいかける、、
あたしは声をしてしまう、、
あたしはふくらんだ先で流れてしまう、、
そのさまを見て、、
ひとりふやけて、
無数の光がおおう、、
あたしはそのなか、
その点滅のなか、、
夢を見ていた、
どこへ行くとも知れず、、
ただ、
方向だけを頼りに、
力の限り歩いていた、、
それは、歩み出せると感得するため、
私の足を作るため、
私は、夜に、
誰もいない道を歩いていた、、
道に、誰もいないのも、
歩いていて不思議だった、
あたしは、
時間を作ろうとしていた、、
あたしが入り、
生きるに値する時間を、、
いっこの実が出て、
はじけて、、
強烈な、生の残りを垂らして、、
私のほうけた口に、
おおかたおさまって、、
あたしは、
この味覚のなかに、
夢の続きを映す、、
あたしはどこへ来たのだろう、、
今にふらついて、
あたしの足が、そこらを踏みしめて、
揺れて、揺らいで、、
今そこらあたりの香りの、
なかへ順番に、来たのだろう、、
もみこまれて、、
いちど、ほぐれて、、
あたしの声もなにもかも、、
ひとつのやすらぎに、入り、、
また空気と触れていく、
その集まりのなかに、
あたりまえにいます・・・