<2575>「リアリティのない遠さ」

 または、ひとしく見える、、

 どう、

 あたしは、からだをさわる、、

 うん、そう、、

 なんの感もない、

 沈黙している、、

 少し早いのかもしれない、、

 なんの感もない、

 あたしは自を誰、と思う、、

 これは尋常ではないな、

 これに付き合うということは、

 わたしは黙ってしまう、、

 

 わたしは動いてしまう、、

 うん、

 からだの熱がここに、、

 たまってきてしまっているのを、

 わたしも見ましたよ、、

 これがあるからどうなるということでもないのだな、

 しずかにひらき、、

 わたしは中へ流れていくということだろうか、、

 流れていったまま、

 ここに加われて、、

 ことばをはけるということだろうか、、

 あなたも私も水の匂いがする、、

 分かれて、

 それなりに、

 水をたくわえてきた、、

 それぞれの独自の歩みが、、

 まったく違う人間を作ってきたことが分かり、、

 どう接近していったらいいかが分からない、

 あなたはもしかしたら怒っているのでないかもしれない、、

 ただこの、

 途方もない距離を目にして、、

 ここを埋めていくのは、

 リアリティーがないと、、

 しずかに感じただけなのかもしれないね、、

 

 あたしもまたそんな映像にあった、、

 あたしはしかし何も起きていないかのようにしゃべった、

 同一人物であるかのようにしゃべった、、

 でも、、

 軽い冗談ひとつ挟まなかった、

 お前はどこか遠い人ではないか、、

 ね、すっかり、

 遠くで生きてる、、

 親しみを感じない訳ではないんだよな、

 むしろお互いの、

 ひっかかる先というか、

 ポイントを持っていて、

 そこから接近していかれるはずでもあるんだ、、

 しかし、

 そこに乗っかってきたものが、

 お互いに、、

 あまりに遠過ぎる、、

 なんでさびしいのかが分からないぐらいには、