<2506>「あなたもまた、手をしている」

 あたしはその方法へ、

 まだ、異なる音でしかないその方法へ、

 歩を、進めながら、、

 どこに血が集まる、、

 どこに腕が集まるのかを、、

 きき、

 静かに探っていく、、

 歩なら歩だとして、

 ある方向に自然に垂れていくの、、

 どこに声するの、

 見ながら、ながれるの、、

 かも分からない、、

 この勢いなのかも分からないところへ、

 まっすぐに降りてきて、

 複数の過ごし、、

 複数の回転を感じる、、

 あなたはただそこにいる、、

 ただ、流れて、

 身体ごと、流れて、、

 

 たがえている、

 なにかたがえている、、

 なにか歩み、

 なにか違えたまま、、

 わたしはものを含み、

 ヒを含み、、

 ここに、転げてきたのだ、、

 あたしは手をのばす、

 もののわくところへ、

 自然に、

 身体が、おさえられ、

 あたりまえに、覗き込む、、

 どこから来る声なのかと、

 一量でききながら、

 わたしはうまれはじめ、、

 今そのものごとのなか、、

 わたしはながくうまれている、、

 あれ、手をしている、、

 ここに、手をしている、、

 あなたが誘うと、

 わたしも、手をしている、、

 どこに迷う、

 どこから払う、、

 わたしは訊く、、

 もののなかを訊く、、

 どこへ出るの、

 なに、

 

 なにから来て、、

 いますべてのびている、、

 このなかに、

 歩みに、

 懸命に、、

 あなたは接近した、、

 ただ追う、

 ただ追う、、

 それが今の身体・・・