はたしてその色を知らない場所に出て、、
ただ私は困惑するようだ、、
しかし日は回転するようだ、
このさわぎから離れなにも物音の立たぬ、
ただなかへ、
ひとり身体をかきまわしているものが見える、、
私はそこで小さくなり、、
まだその底に火がかかったままだ、、
じらじらと燃え盛るさまがあらわれては消える、
そこに音はない、、
私はこのままただに白くなり、、
その先へ、駆けていくのか、
分からない、、
あたしがどこまで駆けていくのかなど、、
それはただに白く、
私は風景を確かめるともなく地面を踏んでいく、、
水をはじき、、
身体をはじき、
私は跳ねあがる、、
跳ね上がりながら私は空洞の、、
ひとつやふたつの音を立てて、そこに、、
なにとはしれず表情の、
あらわれだかなにだか、、
さあさ、おはいんなさい、と、、
ただ誘われ、ただ騙されていくまま、、
私は身をそこにのばした、、
全てが、液になり、、
だらだらと流れて、
私は、途方に暮れていた、、
身体を続けているもの、
そこへ静かに寄せて、、
あたしのただなかでさわぐものへ、、
日常平穏の風が当たる、
あたしのそばで誰かが話し続けている、、
私は、筒だ、、
そのとき心臓がひとつだけ見つかり、、
私の中で点滅する、、
私はこの人の熱量を静かに通過させているのだと思った、、
どこまでも来い、、
どこまでもみだれ、なかで、渦を巻け、、
つらなれ、
そしてあなたというあなたはここへ含まれろ、、
そうして水で膨らむ、、
私はずっと以前より水になり、、
あなたが入ってそこで清新の気を成している、、
あら、あら、じた、じた、、
ひとつ、
顔が分かれて、、
新しは薄暗い方、、
人を僅かに誘うだけの、明かりをそなえたその方へ、、
ただに身体を這わせ、、
なにの、液だか、、たれの、種だか、
を、ひとつ、また多量に、てんでばらばらに、
拾い、拾い、、道に身体を馴染ませていく・・・