<2464>「その場所は起立し、黙っている」

 今土の下に、

 手を入れて、、

 何が湿る、

 何が浮かぶ、、

 私が手にしているものは空気を持っている、

 私が浮かぶもの、

 ヒのなかで、

 のべられて、、

 いっさいがまたこのように浮かび、、

 私の中へ、

 時間のなかへ入る、、

 いちいちを見ている、

 身体はまた、

 果てまで、、

 何故か遠く、

 私が声を掛けると、、

 その場所は起立し、

 黙っている、、

 

 何故かたくみに糸を、、

 何故か身体に複数の時間を、

 当たり前に揃えて、

 あなたは流れ出し、、

 ここでほうけ、、

 ここでその仕草のなかに向かい、、

 またあらたになる、

 あらたになっているだけの物事、、

 私が映像として掴み、

 望む、ものごと、、

 私が何が望みであるかは、

 自身にも定かではないことが多い、、

 身体はここなのに、

 通路は複数で、、

 私はいつも回転しているように見える、、

 私はいつもこの長い時間に、

 生まれっぱなしのように思える、、

 

 はらはらとした、その線の、

 先に、

 身体を寄越せ、、

 あたしは時刻に対してはじまっている、、

 複数の物事なのかもしれないが、

 ここがどこなのか、、

 はっきりとは分からないまま、、

 想起する、

 一量の点の、群れなのかもしれないが、、

 身体は起き、

 ここをアナイする、、

 ここを平等に流れる、、

 一種の膨らみなのかもしれないが、、

 生まれたままで、走る、、

 大量の、線なのかもしれないが、

 分からない、

 絡まる時刻がどこを望み、

 誰を見るか、

 それは分からない・・・