<2361>「金属音、静、微笑み」

 まだあなたは存在で、

 ここへ、

 ひとつの葉の形のまま、、

 時刻を揃え、

 私は向こうへ行く、、

 揃えられた身体のいくらかを、、

 この場所に感じ取りながら、

 私は行く、

 てあいというてあい、

 声という声、

 印象という印象を、

 身体に巻きつけて、、

 私は抜けてくる、

 

 あの日々が現実であることを、

 時折忘れさせるぐらいに時間は、晴れている、、

 存在の溶け方、、

 私の、数多の、

 もののとけた先の記憶へ、、

 まっすぐに出てきて、

 私は辿る、、

 私は伝う、

 今物事のさなかにこれを見て、

 私はさらう、、

 なにだか遠いところまで、

 声をまわして、、

 その振動に気づいたら、

 あとは、

 ここを過ごして、行く、、

 流れてきてくれる、、

 あ、

 いまは数だというその拍子も、、

 また紛れ、

 また遊び、、

 あ、

 招待の道筋、、

 いや、

 なぜだか渡してくれるものものたちの、

 姿の中にあり、

 微笑みを返す、ということ、、

 

 金属音、

 の静かな連なりのなかで私は人々になり、

 人々をし、、

 ひらたくうすくのび、、

 尋常な表情をする、

 あなたが土の果てに生まれていたことも、、

 それはそれで知りながら、

 私は巡る、触る、、

 身体が立つ、

 地平のなかで、、

 私は眠りをどこに隠した、

 ほうけを、

 ほうけを、どこに、上手に隠した、、

 今はまだ知れない、、

 身体も、盛り上がっている・・・