<2339>「水の中」

 私はあなたの水であったこの記憶とともにその地平面に立つ、、

 ほら、

 私は居る、、

 この地平面から立つ華の模様のその一つ一つが、

 終わりを知らないようす、

 私は居る、、

 私はヒのなかの水の静かさを知る、

 沈黙して生まれているもの、

 その様子、

 一度畳まれて、

 言語時は、腹蔵に畳まれて、、

 言語時はただもやもやとした響きを、

 水の中に立てるだけになる、、

 あなたはこの畳まれた言語時をひらいて、

 めまえにひらく、、

 身体がぱたぱたとする、、

 水のこごえ、、

 私にはその水の泡が立てる音がきこえる・・・