<2336>「あなたの声に血で混じってしまう」

 お前の肌のあいだにだけ、

 声が準備された、、

 それは悲しくもおそろしい姿、、

 あたしの無関心の底の光の、

 怪しいうごめきから、、

 あなたの声のなかを通って、

 私は生まれた、、

 私は時代と全く違わない場所に生まれ、

 肉を振っていた、、

 今知らされるその自、

 今知らされるその事態は何だろう、、

 身体の騒ぎにあなたのその血のうめく声を、、

 接続することが果たして出来ますか、

 接続したらあなたはその声の内奥の秘密をひらきますか、、

 うごきますか、

 、、うん、 、、うん、 きこえますか、、

 私はこの言葉を通したらあなたの線、

 あなたの血流に混じってしまうと思う、、

 ねえ、そうでしょう、

 あなたもそう思うでしょう、、