<2175>「硬質、からまる」

 この波の中、

 私は流れ、、

 そのものごとの先へ、

 ひとつ、ひとつと歩みをさせるのだ、、

 今に始まり、

 私は見る、、

 ものに近づき、、

 あたしはその硬質の響きのなかに出る、、

 なんだ、

 こんなところで巡って、、

 ア、

 あたりまえのところでふいに、、

 この流れがひろくなり、

 そこここにつながる、、

 

 私はものを静かに見つめ、、

 語り、、

 そのなかで回転する、

 ア、

 ひとつひとつの印がここにあって、

 今に見られながら、、

 からまる、

 ひとつのものと言い、からまる、、

 なんだそんなところにいて、、

 私は声をし、、

 ひそかにからまる、、

 ものの声のトオンと、、

 いくつもの風と流れと、

 そっくり運んでくるリズムと、、

 私は見ていて、

 いまや大きいものに、、

 からだがつながる、

 ひとつ触れて、、

 それが私につながり、、

 ものは見えて、

 今に垂れていく、、

 

 からだが次々に浮かび、、

 私はそのなかで声をしながら、、

 ひとつひとつと渡ってくるのだが、

 それはだれの流れ、、

 いくつも身体のなかのものごとがあり、、

 それは伝わり、、

 ものも今に触れる、、

 ア、

 かたまりにじかに触れた、、

 こんなところでもりあがっていて、、

 こんなところで含まれて、

 今にきこえる、、

 私はその視線の先に、、

 見事な光景を見つけて、、

 からだとともに流れていく、、

 そのわたしを見ながら、、

 地面に始まっていく、

 ア、

 もののみごとに・・・