言葉の端に信号を乗せる
ねの奥で赤いものがぼう、と光る
ん、
言語空間が阿の振動に触れるとき、
身体がぴりぴりする。
言語空間が真裸にされて阿の空間の裏で笑っている
いけないいけない、ぴりぴりする
ぴりぴりするぞ、俺たちの。
言語的定説のなかで阿ははしゃぐ。
阿的な身体の裏
身体の発火、発露
からだはこもる。身体ははしゃぐ
あい、あい、私の時刻が。
完成しては笑う。
完成しては華やかになる。
流れたしかけの人
人の軽やかさの裏の鐘、阿の形。
阿から来い。全ての時刻。
阿から来い。阿だけだ。
信号的な時間のなかの阿
言語空間は停止して、息のなかで眠る。
息は、ただの宇宙だからだ。
宇宙も振動してくれるのかな、それが阿ならば。
ういや、阿は来る。ここに来る。
身体をたくさん持って。
大きな瞳で。
阿はここに来るのだ。