<2112>「記憶と汗と働く」

 掛け声の静かに絶える場所に、

 私は来ていた、、

 物事を、

 どこかに探しながら、

 私は浮ついていた、、

 身体が入る場所に、

 次々に招待して、

 ア、

 いや、

 軽く触れただけなのだ、、

 しかし燃える、

 ひとは時刻を持ち、

 はてに立ちながら、、

 とどまらず、

 このヒのなかへと入る、、

 

 ア、

 さわやかな通路だな、

 ころびでて、

 にじむ汗のなかで、

 僅かなヒの仕草をし、、

 私は過ごす、

 なにかはるか向こうに、

 その映像を見つけて、、

 過去はひらく、

 私はそここにつらなり、

 ひとつの風の態度に、

 上手くはめ込まれていくのを、、

 私は知る、

 全ての語らい、

 顔を見せて、、

 そのなかではしゃぐ、、

 私ははたらく、

 身体は汗となり、

 汗はヒとなり、、

 記憶のありかとなり、

 順に順に物の中へと向かう、

 私は様子へ続き、、

 ここから細く生まれ得る、、

 

 時刻のなかだけで汗をかき、、

 揺らぎ、

 特定の世界の場所、

 私は転がり、、

 時刻のなかではなやぎ、、

 私は来る、、

 液のなかにも、、

 なにかそんな姿を見つけ、、

 私は来る、、

 来れば、見ている、、

 見ているもののはたの方に、、

 私がすそ、

 すそから染みていく、、

 ア、なんだ、、

 時刻のあたらしさ、、

 ふるえて、ふるえて・・・