言葉のない眼で、
存在の底を見つめられると、、
私はかたまった、
ア、
そのまま天を仰ぎ、時刻を仰ぎ、、
次々に生まれていたものが見える、
私は振るえ、、
この幅にあるいくつもの色にそうていく、、
ア、
新しい振動の世界、
身体がどこまでも浮かび、
ひとつの歩幅が来る、、
じれている、
なにだかいくつもの騒ぎが来て、じれている、、
私は手の中に生まれた、
宇宙が変わって、、
いまやどんな色もまた生まれ直しに来ている、、
ハ、
ほうけた光景だな、、
たれの喉を通した声なのか、、
私に分かることはない、
存在の色のなかに混じり、、
あなたが手をする、
あなたが不吉な身体をすると、
私は自身の地面の中に存在が還っていく、、
土は、あなたの呼吸だ、、
生まれていないみたいに、どこまでもひんやりしている、、
私とともに眠っている、、
からだがどこからも生まれ、
じっとその時刻を見つめ、、
どこまでも跳ね上がる、
私が知っているところから、、
どこまでも先へ、打って出てくる、、
あなたは汗をしますか、
汗を見ますか、、
身体を見ますか、
僅かに浮かんでいるものがここから見えますかね、、
なんという確かなうたい、、
なんという確かな手の響きなのだ、、
と、、
揺らぐうたのはに私は居て、、
いつも存在へ等しく鳴ってくる、、
あれは束だな、、
生きているだけでもう、束なんだ、、
そこからちょっと指をいれてごらんなさい、
私も同じように声をしますから、、
そこから少し駆けてごらんなさい、、
今私は小説の初めの、
日が明るく射す場所に立っているのだと思う、、
なんていう、、
しかしこの雰囲気と、香とがあれば、、
それで大丈夫なのだという、、
あなたの声がありますね、
私はいるその領域内で静かに鳴るでしょうから・・・