あったわ、、
なんでか、あったわ、、
ほら手をつけて、ほら、次々に、
あったわ、
、溶けてくる、、
私も少し覗いてみたら、あった、、
どうしても、あった、、
なにだ、これは、、
私と、目が合った、、
それは、事情を把握した目か、、
なにも分からない、、
なにだ、温度が、むくむくと、
湧き上がって来るではないか、
形象、
あア、
私か?
こんなところに住んで、誘われて、、
あたしはこの外部ではしゃいだ、、
ぼくはね、ぼくはね、、ウルトラマンなんだ、、
へえ、そうか、オレはウルトラマンか、
知らなかった、、
えい、え?
お前たち、どうやって帰った?
さあ、知らない、、
私たち、白さのなかで、はしゃいだだけ、
そこに家があったの、
あった、そうか、、
液は流れたか?
水洗トイレ?
いや、まあ、そんなことはいいのだが、、
その夜を、どう過ごしたか、憶えている?
憶えていない、、
そうか、私も、よくは憶えていない、、
異物として挟まる車、、
なにだか、生きている人が、みんなで集まって、
みんなで一緒に、
その車を見ていた、、
その車に乗っている人は、一度頭を下げて、
みんなも一度、頭を下げた、、
それから、
あそこはどこにもなくなり、、
私は、この狭い通路を抜けて、、
もう少しひろい場所へ出ようと考えていたみたいなんだ、、
そこで、私はもう少し広い場所へ、
車を走らせていた、
なあ、お前たちは、これからどんな人に会うんだろうな、
私は、世界の広さのなかに、
ただで漏れていたから、、
いくらもの人に会うのじゃないかと思っていた、、
そして、お前は、ここで枚数が重なる、、
そのことを、腹の底で確信する、
お前がここで、
ずっと前の記憶を持つ人と、
ぽつぽつ絡み出すようになるのは、まだもう少し先のことだ・・・