<1912>「再生は熟する」

 あたしには水だ、

 ひとつください、、

 あなたは居た、回転してください、、

 笑ってください、、

 ここへ様々の香が混ざります、、

 そのフェアネス、

 なんだ、私はフェアプレーということの意味を考えていた、、

 ものに対する構え、、

 それはいつなんどきでも成し遂げられるものではない、、

 複数の汚い部分を持ち、

 生きている、、

 しかしフェアということが、

 そこにかえれ、、

 上手くかえれたときには、

 得難いことであるから、

 束の間喜ぼうという、、

 あなたのその表情が見える、、

 

 わたしはくうを見上げ、、

 この存在の不思議に黙り込んでいるのを、、

 そこに見つめていた、、

 私ははなやかな列のなかに参じそれを咥える、、

 咥えたら咥えただけで、、

 そこには無心、

 私はくうへただに参じ感興も、

 ひとつの言葉もない、、

 ただ混ざるだけだ、、

 ただそこに大層なことのある訳もないまま、、

 訳も分からずに混ざるだけだ、

 なんとも言えず近くなってしまった、、

 あなたはここへ聞こえてしまった、

 私はそんな理想物でもなんでもなく、、

 絶えず水が流れているひとつの無意識なプレイなのです、、

 私はフェアプレイでしょうか、、

 ただ遊んでいるだけでしょうか、、

 身体に粒が落ちます、、

 そのイチジイチジをさんざばら舐め、拾いながら、、

 ここに参じるものです、、

 これはプレイですか、、

 

 あなたはその端の根から再生する、、

 どんな拍子で、

 どんな機械的な油の匂いを持って、、

 再生してみなさい、、

 いまひとつの表情のなかにただの痕跡に見えるものは、

 のちのちの紋様だから、

 再生は繰り返す、

 再生は熟する、、

 この身体体験がはじまるとなるとひょっとすると私は、、

 筋がある長さまでのびたのかもしれない、、

 新しい毒の表情で、

 この空間を迎え入れるのかもしれないですね、、

 ああ私はくうに対してひとりになりたかった、、

 これは自然時間ですか、、

 ちょうど良い重量が、身体にたくわえられる、、

 時間の現象ですか、、