<1883>「眠る火の身体」

 あたしが転がり、、

 姿もなにかと音を立てて、、

 さて、置いてきたものを、それぞれ浮かべてみる、、

 もしかすると、

 触れることがかなわなかったことばかりに、

 触れてこられたのではなかろうか、

 という気がする、

 そこから爆発して、あなたにまともにきこえ、、

 姿などがそこにあり得、

 姿などがとけて、、

 ひとつの溶岩に、

 ひとつの温度に、、

 現実を越えた熱のありかたに、、

 私は、ただ黙って立っているしかない、

 ひとつのアクロバティック、、

 さわざわとする身体、

 

 出来もしないことを言っているのはおさえられた状態からアクロバティックに復活するために必要とされるのであって、

 その人もそれが出来やしないことなどは分かっている場合などが多いのではないでしょうか、

 と考え始めた、、

 私には時間の無さも、時間の余りもあり、、

 その空間で物事が回転すること、、

 火や光で照らされる場合と、

 そうではない場合とで、、

 ものごとの生き方は変わってしまう、、

 それぞれの人が、くたびれて、

 あるいは恐怖で、、

 微妙に高揚して、、

 ここで眠りにつき、、

 あ、なにか、周りのほとんどの人が、停止している、、

 それは当たり前のことで、

 ちょっとそれでも異様なことのように思えた、、

 ひとが、当たり前に寝ている時間に、、

 外を歩くことがあり、

 なにか奇妙だ、

 私は家を求めて歩いている、、

 同じようにやすむ必要がある、

 しかしこのからの道は嬉しい、、

 

 私の印にも火がついた、、

 次々に燃え移り、

 あたりまえに静かな人々は、

 それを見守る、、

 私は自らの火を説明する、、

 どこまでもはてしがないように見える空間に、、

 そこだけ光の輪郭を持たせて、

 私は説明する、、

 なにか、ひとつくらい、さわぎのなかに、

 そのままとけて、、

 まだ熱い黒いかたまりが、、

 私の視野を驚かす、、

 だらだらだら、

 きこえた、、

 ごうと言い静まるものの姿形がまっすぐにきこえた・・・