<1764>「私と、響きは似ている」

 多くはそこに並んでいるものだけれど、、

 久しくそこに指を差して、

 持ち上げてきている、、

 私がその方途のなかで声をするのを、静かにきいて、、

 今や今、

 そこに並んでくださいと、、

 身体を流しながら言う、

 身体がその温度のなかに合わせながら言う、、

 なんだ当たり前か、、

 その内部で、

 

 その内部で音が久しく続くのを、

 不思議だと言って、聞く、

 また聞く、、

 きっと私はこのなかに混じってしまい、、

 何を差すことの出来ないものへ姿をかえるのだ、、

 そこに大勢で含まれていろよ、

 私も浮かぶけれど、、

 一体この動きはなんだ、

 これは疑いなのか、どうなのか、、

 生きていると、揺れている、、

 揺れていて、またえい、えいやら、

 なにや、

 なにやかで、

 私はまた響いてしまう、

 私は黙って、

 行方をあらわにするのでは、ないのだけれども、

 よろけて、よろけて、、

 その時刻のなかでまたかたまる、

 またよろける、

 えいが身体をアける、、

 

 あたしは諸方へ、線を引張る、

 次第によれて、

 低速で、 

 幼い日の、訳も分からないものが、、

 緩やかな速度で、ここに残る、、

 私と、響きは似ている、

 その音のなかでいつも生きてきた、、

 どうも、不思議ではある、

 何の時間だ?

 私は、生きていくと決めた時間を持たないような気がしている、

 それよりか、リズムが、

 ある強さでかたまったものが、

 抱えられて、抱えられて、、

 ここに振られる、

 感慨とも、感動ともつかないもので、

 私は一杯になり、揺れた、、

 私は星にいた、というより、

 私は初めから揺れのなかにいた、と言いたい、

 なるほど、言いたい分には自由であり、

 事実この匂いのなかにいた、、

 時間からまっすぐに帰り、

 私は定着のなかへ、、

 しばらくいたが、またよろけた、、