<1646>「香、のなかをわける」

 窓から、ありえて、どこへも、どこへも、つながる、、

 その次第に、居合わせた人、

 人の、波の、、あいだへ、

 幾度も掛けて、

 幾度も方向を、、

 とらえて、複数の顔、長い間、じっと、そこにいる、、

 私が見ているものも、なにか、、

 そこざまに、映り、映ったままでおり、、

 増えて、伝わる、、

 身体の一部を、そこへ分け伝えていながら、響くのは、何事も、、

 

 どうりを、渡して、、

 そのあいだに、静かに映ったれば、

 私の、それぞれの、

 悲しい、その歩行の続き、、

 駆けている、いくつもの響きとともに、、

 そこいらへんへ、のびて、、のびて、

 あらわれて、跳ねる、、

 いくらものびやがり、跳ねる、、

 それを、また、それぞれで、見ている、、

 こちらに渡るように、はつと、はっきりと、見えていて、、

 その出来事、そのかい、その後ろ姿、、

 いまわに映ったまま、

 私は歩く、、

 映像の上、、少し合理的、少し香を嗅いで・・・、