<1607>「ただにある皆さん」

 あたしのそれの隠れじに、、

 そのしろのなかに、

 ひとつひとつと置いていた、ものの、はっきりとした、姿、、

 を、

 集め込んで、いまにいた、、

 あ、金色に巻く、

 姿があれるままに、どこにも、流れているのの、

 様子が、ここへ、ここへ、

 私は、それを掴みました、、

 

 一挙手、一投足の皆さん、

 あたしはそれはいくつもの顔を持っていたものが、空白になって、

 そこの皆さん、、

 流れ込んでゆきましたが、、

 明かりがほの少し、、

 安堵する、おのおのが安堵する、それぞれの、

 それぞれの煙が、一枚軸、、

 どうぞ、どうぞ、、こちらへ、

 歩も、音もせなく、、

 あまりに当たり前な道を、歩いていました、、

 只中へ、まったく、まっすぐに、日が、入ってしまい、

 路地の、路地の、わたしは、はたき、、

 ゆらがりこむんだ、、

 真一文字から、なにからを、吸い上げて、

 あ、あたしは挙動する、、

 どおり、どおりに、、

 いくつものものごと、挙動して、、

 どこかに、聞こえていやするだろうか、

 わずか、見えた粒から、、

 現在の貼り目から、覗いて、、

 わずかでも、触れていたりするのだろうか、、

 静かな美観の中に沈み込んでいやしないのだろうか、、

 私は、そこの方で、ありていに呼吸しました、、

 

 見えているものでした、ページの、その、、

 投げる、呼吸から、なにから、、

 そこに見えていて、、

 そこに挟まれていたりするような手合いが、、

 あり、

 ありていにここへ声を出していました、、

 あれ、そのような巡りの、先端の、

 さなかに、いました、、

 なぜそこに静かに流れついていかないのだろう、、

 と、もの問いざま、

 ゆれてゆれて、、

 わたしは、少々掴まえていました、、

 なにがな、

 あ、あそこにいたようだなと、、

 表情へそっくりあらわし、

 はいっていき、

 あれた、またざま、そのようでありました、、

 いや、なんか、、触れたな、

 だって、巡るもの、、

 だって光りようが、あるもの、あるもの、そこに、、

 ただ、ただに・・・、