<1606>「湧きざま、手で掬う」

 なにがなしにとそとざまにおかれて、、

 いくつ、や、いくらの、めの、行き方、渡り、

 そこに、放り込まれて、まったく静かにした、

 ところ、ところの、もの、、揺れたい、

 そこのところに、触れて、、あるいは、あれがちの、、

 さま、そこに、ありましたら、、

 なにか、なにざま、集めましたら、

 その影にいた、、

 どこからだってどう、どうだって、、

 その影にいて、

 揺れて伝わっていくものものがありました、、

 から、そのなか、

 

 あたしは触れたままでずるずると滑るようにして、、

 そのなかざまにいるわけですけれども、

 とう、とう、

 ひとりで響く音がして、

 進んでいた、なにものやらの行き、、

 行きの初め、

 なにやら、ふつうのしざまで、浮かんで来たから、

 手で掬う訳です、、

 それ以外のやわらかくはたいてくる、

 あ、あれ、どんなにしたか、やわらかい香りを持って、、

 行き、続き、、

 なにがなしめまえにひろがる、、

 ひろがるものを、一緒になってたくわえていて、、

 たくわえたままでひびかせているのは、

 私です、

 いえ、いえさまの、さまの、

 はころび、そこへとれたあと、

 たどりたどりいましも、踏まえて、

 くみこんだ、

 あ、あれ、ふたつのしざまがいく膨らみに、、

 

 あれ、なにか別様のありかたで、、

 それしもひょうめん、

 ましょうめへ、まったく出来上がってくるのだけれども、、

 なにを、なにをたきあわせた、、

 それもさまざまのなる、合わせ、

 (私は、少し汗をかいていた)、、

 ここいらへほうられるのを、

 おい、そら、なかざまなかざま、、

 すべりすべりすべり、

 そのさなかへはいりだしてしまえたら良いようなものをもを、

 ある、あるひとつの手の、、

 うたいの底ざまにあって、

 おい、かきいだしているの、や、混じって、、

 あとからあとからわいているんだ、、

 だれに、たれに、渡って来るの、

 それはお前、、紋様の、

 動きざまの、湧いてくるところへ、

 一散に、一散に来るんだってよ、

 そういうの、きいていたじゃない、

 ほら、ほら、ここにいた、ここに来た、、

 そうら、なかの、なかの、なかざまを、

 そうしてひとつの指で触れに来たの、