<1592>「つかまえた欲を静かに振りました」

 あたしもそこにはいる、、

 どうして、どうして、、そこの方途、ばくばくとした、、

 とおり、とおりの、揺れに、合わせて、、

 来た、来た、来た、、

 なにが、なにが身の外へきこえ出て、くれたのか、、

 しら、映り、映りながら、、

 呉れて、こちらへ、あけらかに流れてそれ、

 それ、それ、

 とくれたのか、正確なことどもは分かられてはいないけれども、

 どうにかやらここへ来た、、

 来たらばだなはつとはっきりとここへ合わせてみせる、、

 続けざまの表情がだな、

 はつと浮かんだのさ、

 

 おうそうよ、それよ、、

 あたしがさらにさらにと回転するのをきいたままでいて、

 どれだれとだらと垂れているさ、

 おいそれよ、そうよ、そうよ、、

 身もまた知らでずいとずいと打つのさ、打つのさ、

 だれとだれとなしはっきりときいているけれども、、

 あたしはこちらを向かい、、

 向かいうたいあわせながらそのなかざまに生きて、、

 揺れて、揺れ込んでいくものとしてはたらく、

 身体に慎重なものを容れるままで、

 それ、それ、、

 うたいは続き、くれて、どれどれ、、

 あらあたりまえか、、

 そこは、どうかと、どうかなのかなと、そこは、、

 たずねて、、

 はっきりと、身に続くけれども、、

 きいていたままで、少しの仕草が、、

 あたりまえにあらわれては過ぎるけれども、、

 

 そこをはつとつかまえた、、

 そこを合わせ、つかまえたところで、過ごし、、

 あたしは欲を持ち、、

 欲を静かに振るいはじめた、、

 なにだだれだ、、

 かなたの、かれなのかの、なかのところから、、

 はつと掴み合わされて、、

 揺れ動いた、感得の、小さいところで、、

 どうにも、どうにもきかれてくるからには、

 訳もなにもなにものにも、なく、、

 たくらみもなくそこここへ増えて、来ていると思われました、、

 あれかな、なにがしか、空間の、、

 なかざまに来て、当たり前に揺れ込みながら、、

 いる、どうにも動いて、いる、、

 なにとなに、あたりまえに混ざり込んで、、

 響きを囲む、透明にしろ、なににしろ、、

 いるのだから、なあ、どうしたって、いるのだからなあ、、

 全体分の、

 呼吸というのは全体分の、ことでもあるのかなだけれども、、

 なあ、きこえて、、

 囲いにだって次第次第に染みてきて、、

 それは少しの耕しで、やらかく帰り、、

 うちがわでふくふくと息をするんだろうけれど、