<1591>「彩りのまただなか」

 ひらたい面につけた、肌、、

 全く身体の通り、、

 全くはじけているさまの通りに、、

 見えていて、、

 いつかいつかという音を穿ち、、

 そのはたで揺れるさま、

 そのはたで揺れるさまを見つめようと、、

 身体をかがめ、

 音という音を放れ、、

 そのなかに入り身もぞろぞろと伝われ、

 よ、ひらたい、面のこと、、

 肌、は肌で、明らか、、

 まともに日の入るところで、立った、、

 姿が、ここに漏れて来た、

 

 漏れ出だしてくるのか、、肌などというもの、、

 肌という肌のうたいのこと、

 が、

 あらぬかたに向けてさわだち、日をかすかに作る、、

 私はその彩りの、まただなかにいて、

 揺れて、過ぎようとしてくる、、

 ものと、ものと、ひそかに動きを作り、合わせ、、

 まただなかは日、混み合っていて、、

 揺れて、過ぎること、、

 尋常、よろしいところへ、ますぐに手を向かい、合わせ、、

 さわぎが少し立っているのだ、、

 どこへやらやらかは知らないが、

 はげしい騒ぎが立って、、

 はげしい身のさわざわとあり得るところへ、、

 ことごとくあれるのを、、

 見る思いがしたのだ、

 

 見るなかに肌もま、まとうめいに、はいり、、

 ごと、ごと、と揺れ込んで、

 揺れ込んで伝わった、、

 あれは端、端のそれもなかがわ、、

 うしろへ、

 まったく、まったくはさまりこんでゆくものとしてありました、、

 その仕草にはさまりこんでゆくものとしてそこにあったのです、、

 どれ、どれ、、

 今まともにそこからそこにひらいているから分からないです、、

 分からないからそこを見て、

 そこからはつと騒ぎの可能性を、、

 さわだつもののありかたを、、

 あちらべで、確かめているのが見えました、、

 確かめているからには、

 はっきりと声の角度が入るように思えましたが、

 どうにかうたいをし、、

 そのなかざまに触れたものとしての、

 ある、静かな仕方に、、

 身体が、合わされてゆくのでした、、

 いくいくつもの、ものも見えないところからで、ありまして、、

 そのいきのままで、、

 ものがただにだらりと見えて来るのですが、、

 おい、おい、

 それか、どれか、私は、さいざいと声を分けても行ったのです、、