<1582>「端の条件」

 端にある条件を・・・、

 あたしは、その身の漏らない形を、前よりはずっと、認識し得るようになってきているのでした、、

 ああそうか、言葉を掛け、、

 柔和を掛けても、、

 私が思っているよりも、先へは、身が漏っていかないという、

 それは、ほとんど気が遠くなるほどの昔であった、

 昔には端の条件があった、

 ただ、身体がこうだということを知り得たからには、

 そういう、端の条件を、

 ああだこうだと言い立てるような気持ちはないんです、、

 

 むしろ平生の身は、、

 動きを知り、流れを知り、、

 そこへ軽げに運んでいくことを知ると、、

 一層枚穏やかになり得ます、

 あたしは茫漠とした、ひろいところへ出でたという気持ちを、身体の中に張り合わせて、います、、

 張り合わせているところがよく見えましたが、

 それに、静かに手を乗せて、、

 一時、一時を、、そこへ、少しだけ、染まして行きました、、

 染まして行き色が付いて呼吸が複数になり活動が盛んになり身になり自になり遠くの方へも伝うこと、

 あたしは、形に、穏やかに声を掛けるまでになりました、、

 手に手が混じり、

 ああそうだ、

 ああそうだね、、

 新しいうたいを映すことによって、、

 端の条件はあなたのありようを上手く過ごすことになった、、

 きっと掛け合わせ、、

 私は、知っていると思ったところから、より、遠方へどうぞ、、

 ははあそうか、そうか、、

 この日にある、巡りは、そのように、繋いでいったらば、良かったのだったな、、

 今にも目が映す、、

 掛けて空間に、ぼうぼうとはねて湧くもの、

 

 あたしはその身なりの、中心に居て、、

 あたしというものを、運ぶようになり、

 皮というもの、

 覆いというものを、、

 照る外的条件のなかへ黙思して進めていった、、

 あらそういったところのまのもの、

 を、

 はっきりと見つめているのなどを、、

 うたい合わせて知り得ば、

 身は、ひたいをひらく、、

 いくつもの巡りを入れ込んでいくために、、

 身をひらいて、、

 私は列に染み込んでいた、、

 その日の現実空間へ、、

 存分に染ましてくれ、と声を掛けるものの、

 ぼうとした移り、

 そのひとつひとつをつらまえて、、

 長く響かせた、、

 現に、ここにあり、ほてりほてりいままた、続いた・・・、