覆い始めたところの、ものの、何か、
あなたあたし、火を隠しているのでしょう、、
どこから、どこへ、伝うのだか、分からないものだから、
ここへと、存分に垂れる、
その先々のものを、順番に聞いているのだとしても、
ほら、火だ、、
火が見えて、
ひとつやふたつではない、線が走っているのだって、、
その場で、知っているのだから、、
なにだ、現実の、流れの、、
火のありかたを、存分に、
私はいくつものところに呼吸を分けて、、
それから、いつからともなく燃えてきているぞ、、
どうした通路の、
揺らいだ通路の、、
風が通路の、その表面の言葉を、、
あたしは、そこで、火を隠したりやなにやしなかった、と思う、、
時刻に、馴染み、、
身体を打ち、含みながら、、
物が挟まる、
物がどうという勢いを持ち、迫る、、
それらにまるごと含まれて、、
時刻の中で、鳴っている、とすれば、、
私はただ、表面に平素の響きが立て続くと思われればいい、
遠い淀みの中でも、
平素の姿が生きて泳ぐのだとも、、
それが当たり前に伝えば良いということで、、
個物、の折り重なり方に、
私は集合していた、、
大いな声を、はらからはらから重ね合わせていた、、
だいいちこのようなありさまがいくつもあって、、
ふたりに増えてきて、、
なにだ、とも、、遠い、
それから、いくついくつまでも呼吸が不思議だと、、
火の跡、と呼ぼうには、、独自の流れを持ちすぎているもの、、
そのましょうめを、
まともに捉え、見つめていると、、
隠されたことはなにもないのだと思われて来る、、
思われて来たままで、、
複数の、揺れる形を、、
そのさいの、歩行ひとつひとつに入れていくとしたらば、、
どうか、、
激しく当たり過ぎているきらいはあるか、どうか、、
おもむろに身体がひらかれ、、
火の全体が、ようよう見えてくるようなところ、、
ぼうと立ち呆けて、、
かたり、かたった、、所作も、所作で、、
なんどとなく過ぎ、
もののありさまはここにあった、、
それは、どこかしこ、も呼吸して、、
どこかしこ、も集めて来れば、
呼吸が溢れて、、
たしかここに通じて来るのだった・・・、