<1542>「内景色を覗く」

 こちらに声を渡していたの、そのさま、が今その正面に、ありまして、見ている、、

 私は裸になって踊っている、、

 そのまま内景色の、時間がずいずいと長くなるにつれ、、

 そちらからもうまく空気を吸わせてくれ、

 徐々に徐々に身体のなかは、

 そういった内景色の呼吸を感得してくるようではある、、

 (おかしなことを、今初めてきくような、思いがした・・・)、

 あたしは声のそばで跳ね上がる、、

 いっかな身体でも、ここまで飛びや跳ねやしないだろうと、

 完全なひとつのいきのあとに思うけれども、、

 それでもその空域のなかで、自由にハネていたのだから、、

 それを見ているより仕方がなかろうと、いう、、

 ひとつの発話、、

 ひとつの流れを生ます、、

 

 ここでなにかとひとつに生まれました、

 ウマレマシタワ、アハハ、

 あたしがそんな格好でこの空域のなかにずらりとひろがってゆくわけなのだけれども、、

 次から次、次から次へ、目に映る、目に映れ、、

 景色の裏返し、(まったくのうらっがわ)、、

 ここへ無音声になって、、

 そっくり映る、、また、身体にあって、、

 私が声をする、私がそのままで声をすると、、

 その表面、跳ね返り、表面は(ヒョウメンハドウナノ?)、

 新しく受け取ったその波波によって肌を作り替える、、

 こんな格好で きっとあなたを迎えます、、

 という、表情が、あたりまえに自然に作られるようになりました、、

 作られていたものをあたりまえに見ていましたから、、

 身体がずうと響く、、

 響きのあいだあいだに内景色は点いたり消えたりしている、、

 そう揺れました、揺れましたの、、

 

 あたしがそのような肌で揺れているのが分かっていましたから、、

 声がこのあたりまで聞こえてきたことの詳細、、

 あたしはそうやって、内景色をうかがっていましたから、、

 うまく呼吸を使って空間の隙間を埋めて、

 あたりまえに近づいてゆきました、、

 そういった、覗き込んだままの姿を感得すると、

 どう、響くのだと思いますか?

 (そんなことが分かったら、私は現在から取り払われてしまうかもしれないよ、こわいことをお聞きになるな・・・)、

 いいえこれは何度も見留めた、、

 これは流れから流れへ何度となく身体を渡してくるものに思えたのです、、

 その流れのなかであたりまえのはげしさを持ってあるような気がしてくるのです、、

 ひしゃひしゃとそこは空間だから水も打ちます、

 水の流れのなかでまったくのさわぎになっていちいちで生まれているのです、、

 もうその呼吸の詳細を、、

 完全にそのなかにおさめましたか?

 おさめましたか、どうか、分からないところもありながら、

 さりながら揺れている、揺れ込みに揺れている・・・、