<1774>「紋と渦」

 あなたはそこから誘い、揺らぎ、、

 当たり前になってそれのなかへ出てきた、

 いついっかの飾りを持って、、

 そこへ、

 なんだこんなめまぐるしいものは、

 当たり前に含んで、平等でいるものだけれど、、

 私が次から次へと騒ぎのなかに湧き出てくるものだから、

 私ごとそれは回転した、

 よく見えた時間、よく映えた時間と、、

 長い揺り、、

 どこにもただ当たり前に映り、

 私は転がる、、

 

 知らないひとつの線を、

 よく見えるように照らして、、

 あれはこちらによく移るもの、

 よく騒がれて通じるものではないのか、、

 ひとがそのままの音で、

 こちらに増えて、、

 連なり、連なり、、

 あたしはその線の上で小さな泡になっていました、、

 私を知り、、

 それはそばへ流れ、

 時折巻く、、

 あなたはそこから遠い、揺れの、、

 只中にいて私を見つめる、、

 今に来て今からさわぐ、

 身体を見つめる、、

 この時刻のなかで、しきりにさわだっていながら、、

 また晴れた様子の、

 なかほどまで来て、

 それぞれに仕草を放り、、

 それぞれは泡立つ、

 紋様の中の姿に、、

 私は居ました、、

 

 肌から巻かれながら響きを知るもの、、

 そこで遠く遠く、、

 あたしの方へ手を伸ばして見えるもの、

 をいちいちに掴まえて、

 はなって、そこで一様に転げていなさいと、

 言えるもの言えるもの、、

 私はその只中でほうけて、、

 ちょうど中間でとけて、

 見事に転がって行くのだと思えました、、

 かち割れて、

 その液の中にあるものひとつで過ぎろ、、

 ようけようけ転げながら、、

 私の方向に落ちろ、、

 それとただ声を回転させてここに結ぶのです、、

 大層に結ぶのですから、、

 どこか、葉の、、身体の匂いに、近付いて、、

 次第にそれは眠り、

 私は少しの息を、

 身体に通して、ぽ、ぽ、と、熱されていました・・・