渡った、そこにいたから、いずれのときにか、上手く、そうして、、
渡ることになった、
ものがよろよろと動いていき、、
そのなかで渡る、、
まったく、なにか、身体が、、
不明瞭になりだして、、
どうなったか、
私はもうもうと渡るのを知りながら、、
つちに足をつけていた、
なにかな、どうどう、
激しい響きが幾つもあって、
微量ずつ動いている、その上で、
知られているよりも、もう少し長い時間になってここにあった、
置いていた、いくつもの振り、
感慨のなかに、新たにいくつものこまごまとした出来事が揺り動いていて、、
全体がそのまま粒ばかりになって、
あなたが見ていたことをどうというつもりもなく、静かに覆う、
知らない人がいつまでも流れている、、
流れに目を添わせていると、、
いつしか、知らない場所につきあたり、、
私にもいくらかの波が出てきた、、
このような波の動きが、
そうしてなにか新しいことを言う、、
どこに留まるでもないことを、、
まだほうけにはより鈍い回転がある、
より鈍い発話の響き方があるぞ、、
と試みにこの方面へ、
言葉を揺っていく、
今いちにんの顔をそこへ見留め、、
なににも困惑せず、
昨日起こったことを、、
粒という粒‐揺り流してほとんど話し出さないでいる、、
時間の違う人に、、
これがどうはいるのか、
それがどうはじかれて彼方へ渡るのか、、
いくつもの線が音もなく跳ね上がって遠くへかかる、、
遠くの表情が、、
いくらも懐かしさでないこと、、
それはどこまでも揺り続けて、、
他方へ、そのなかで、新しい響きが、
一切湧き出さずにいるということがないから、、
なにともなく見留めて、、
なにでもない動きがここへ滑る、
そういえばあの、
身体の振りが一所に集中したときに、
あそこから見えていたものはそっくり、同じもの、、
それも、、
粒の残り方まで同じなのでしょうか、、
そんな訳はないけれども、
一応見てみる、とは言っている・・・、