騒ぎの境、覆いの隙間から、、
突拍子もない身振りを見せる、
どだい、静けさに違いないことを、、
黙って、
しかし次々に生まれる、
しかし次々に出来上がる、、
あれ、あれ、と、
いつもの空隙に対して、
言葉の根から吹き上がってくる、
そのとき、ぽかんと、ひとりで、
どうしても、、聞き、
ひとり全身が聞き及ぶ、
波が全体に伝わっていくのを、、
過ぎて、過ぎて、見ていく、、
なんだ、どうした、
これから生まれていくのか、
これは、、
あたしが、、なんとなく、、
そこに一本の限りを、現出して、、
すぐにかきまぜる、
それは、内に熱がこもって、、
限りなく不分明の音を立てているだけなんだ、、
顔を近付けてみると、、
ひとつひとつの小部分が、、
それ自身知られないものに絡まっていくさまを、、
ほとんど眠っているような気持ちで眺めることが出来る、、
熱が別の場所に、、
投げ出されて、、
外へびたびたとその表面を次から次へとあらわしているとき、
その、、無季節の涼しさに、、
声がなくなって、、
かわりにどこまでも空気が入り、、
いっぱいに膨らむのをどうしようという気持ちもなく見ていた、、
そうなのだ、
無理なく下から真っすぐに生えているような思い、
その流れのなかを行き、、
転倒などが一時言葉でなくなるとき、、
その、別の端、、
小暗い沈黙を意識的に区切り直して、
身体の節々に熱をいれる、
眼差す、、
徐々に方々へそのまま、はじけて、、
どこまでも揺れる、ぐらつく、、
そのままかたまり出して、、
幾つもの層があった、
それは、ずっと前からあったものに、またあった、
層が私をひどく身体にしていた、
徐々に周りのものを呑み込んで、、
拡大した、小部分の熱を、
ひっそりとした限りのない外部が、、
澄みかえった目で長い時間、、
表層の無感興で見つめている・・・