私は名前を呼ばれていた、、
ひとつ、その皮のなかへはいっていく、
私は、呼ばれて、、
そのささいな、方面のなかへ、紛れる、、
しばらく、私は呼ばれない人になり、
無言で、過ごすのです、、
無言で、呼ばわれない姿でいると、、
静かな、風のなかへ、興げに、興などなさそうに、立つのでした、、
私は、静かに 名前を呼ばれていた、という記憶を、
持っているところの、ものではない、、
いつのときにしたって、、
そこには、持ち上げる熱が、含まれていました、、
だから、そのままに持ち上げられて、、
全てに、境に、連なっていくとする、、
ひとつずつの騒ぎが、粒と粒の中が、なんだ、こうして、合わさって来たのです、、
だから、腹腔から、私は、持ち上がって、声を返した、、
はい、何ですか、
本当は、何ですか、ということも、ないのだけれど、、
持ち上がって、そのさまざまな、熱に巻かれてしまえば、
そうとするより、ほかないのじゃないですか、、
私は、おじいさんの、、む、と思案する顔の、中にいる、、
握られた手の、汗のなかで騒ぐ、、
そこからいくつもの熱が巻き上がることを感じ取り、、
なにか、浮いて、構えをする、、
のを見た、生まれた、、
あ、生まれた、、
ああ、名前を呼ぶ、、名前を、私は泡になる、