<1238>「別の揺り」

 あるいは線上に、、ものの見事に、、

 ほうり投げた感嘆をトオッテ、、身体がほつれるのも構わないでいると、

 ある身振り出でくる、

 あるいはよそよそしいまでのものに、平気で首を突っ込んでいけるところがここにはあり、、

 あなたが指を差しているのもどこかからか見えているだろうこと、

 どうしてものことで、、

 それはそれは等しい呼吸をしている、、

 だんだんと時間の、静かに合わさってゆくような、

 なんと声を掛けていたらよいのかも分からないけれども、、

 だんだんと身にひたと迫ってくるような、

 そんなことのなかにひたすらいることはないけれども、、

 ぼうやりとネの鳴れる方へ、

 手ゥを、手ゥを、

 ひたすらに伸ばしているとき、

 どんな表情をしたんだか、

 全く仰天した時日がその後続いたのだったろか、

 そんなことはどこにも記されていないけれども、、

 わたしは感じを一心に信じるわ、

 というわけにゆくとは思えない、

 それでしかし、あれは影というのではもの足りない印象をのこしていたのだ、

 そうだろうなあ、

 あんな風に揺れたら美しいもの(ネ)、

 それはそれは美しいもの(ネ)、どうして声を放るかは分からないけれど、、

 

 だんだんと沈んでゆくところをやわらかい手のひらの、また力のほどけた部分でヒットメテ、、

 にい、、に、ト、口元ひらく、、

 そのさわがしい穴にそのままオリてゆく音だけをきいているはずだのに、もうどうしているのだろうか、

 さっと去るようにした、

 これはあんまり香りを含んでいるので、ちょっといけないと思ったのでしょう、、

 あたしはねえ、どこか似通っているところがあると思っているんですよ、、

 名前が見当たらないフリをしていてくれていると思っているのか、

 それはどうなのか、

 全く別の身振りなのかもしれない、、

 全く別の記憶を見ているのかもしらない、、

 それでだれかれ投げる言葉のなかをいくどもいくども巡り、線上にのびるものをまっすぐ見ているときと、、

 不思議にひらけて、、あるいはそのなかを覗き込むときと、、

 行方はしれない、が、一般に感じハニテイルノカモシラナイ、

 そうして、どう潜ってゆくのか、

 いつも音が静かに立っているところ、

 身振りのいちいちが細々千切れ、、

 少しの印象を残し、、

 駆ける言葉、、・・・

 ・・・

 あるいはひとりの沈黙性はこんなに綺麗なのかもしれない、

 沈黙性に触れる、

 全くひとつの息しかもたず