声のと、のと、声らしい
腹なかのニ、三本線
たんに勢い、転がる。
転げり出でてまた のとニ、三、ニ、三本線
ようなら
はっと転がり出でて、
はっと転がり出でてなにやん、
第三時
ただのまっさらな第三時にわたしは、普通の人になりたい。
包み、ひらく。
不安定性の第三時にあらはれ、
煙という煙の流れ。
まじれる。
のいっぱらにいかめしい顔を晒して。
うたぐ。
ひとつき、ひとつき、ひとふしと、 流れ。
凍り、静かに離れる。
かは流れ、 ひとりひとりの一切。
裂け、裂け、 歩く。
またぎ、
第三時の窓。
記憶のなかの手。
進むより仕方のない目と目。
忘れる。
何がこの熱にかかわっているか、
知って、知らない。