<1134>「明るい拒否」

 同じ日々のイメージ 同じ日々の企み

 ここがここえゆくまわること

 同じ日々のイメージ。

 あなたのあの明るさは拒絶なのかしら。

 素直に前を見つむ、あまりに素直に前を見つめすぎた人。

 語り、語り、語るに、イメージ。

 よろけて

 暗い、暗い。

 周辺は明るい。分かりやすい、明るい。

 あのどこへもゆかない響き、

 ただ足が痺れてしまう。

 ふたつのよいのなかえ、からだはイメージを辿る。

 ああ日々、あ々1日、

 gimme gimme age gimme age

 遠くらしい、続くらしい

 掛けるらしい 声らしい

 まだかたまりのなかで1日過ごすらしい。

 同様のテンポ のっぺらの歌。

 野辺、 野へんあたりの歌。

 軽々しく弾む。

 むせかえる匂いの仲間で、そは跳躍、また跳躍。

 同様のテンポ、同様の1日。

 過去色、黄土色の鳥。

 

 ただの目。やけに黒くあけらかんとした。

 ただならぬ日々のイメージ。

 いくらか跳ねてみて、跨るイメージ。

 流れてく映像で。

 テンポ 合流点 テンポ

 諸々はかわいたままで、

 簡単に、簡単に、簡単に。

 言葉のままで、ままよ言葉よ、遠のくままに

 おどるおどるし、 また踊る踊るし、

 ゆるせよ、見、ゆるめろよ、

 喉よ、快活に触れろ

 触れろよ触れろ、どこのこのこう

 僅か、、 裂けている

 破廉恥な1日。 同様のテンポ

 あけらかんとして乱らさ。

 軽々とゆく。 ものすごい。

 子どもの起床。辺り一面子どものテンポ。

 水、雨、目の先長い長い長い延長の先、

 能面の踊り 能面の1日。

 全き静かであること。

 あぁテンポ あぁ洗濯物。

 断片 映像 その頃から繋がっていること

 あとのあとの影 長く続く質問。

 何かを忘れて楽しんでいるとき。

 何かを忘れてひとつひとつを浮かすとき

 会話 それから 正気

 全き正気 全きテンポ

 うろおぼえの1日と都市。

 時々は挟まる声。

 似ている。 静かであけらかんとした黒い目。

 

 黒い目のなかに都市がある。

 そこで黄土色のカーディガンをはうり、

 心臓は止まり、落ち着いて、

 ただに緊張している。

 過去は虫の気配のなかに紛れた。

 もぞもぞ ひとりで もぞと ひとりでしている。

 あけらかんと湖面。 いや、ただのカップ。

 見つめる返される。

 黒い目のなかで静かに古くなっている。

 おどるおどるしい。

 なんでもかでも、か、なんでもかでも。

 些細な揺れ。

 おまさんなんのつもりだい。

 さて困った。つもりがない。

 それで、いつのマにか黒い目のなかにあけらかん、

 あれあけらかんあけらかんとしていたのじゃなかったか。

 まうしあなたは大事に育ててくれた。

 目を見よう。そこから誰も出てこないように。

 しかし、テンポ、しかし、純粋。

 あるいは厄介なもの。厄介なひと。

 時折浮かんでくる。

 あの人の夢にぼんやりと浮かんでいる。

 並んでいる。

 ぼうと開く目でタイミングを決めず、

 待っている。

 待っていない。

 似ている。

 今日はやはり黒い目なのではないか。

 素直に前を見つめすぎて。

 もう少しうつむいてみたらいい。