ふうふうと過ぐ
ふうふうとかれる、
また新しい顔を披露して、
魅了されたいだけ魅了されている、、
また、乾いた笑いに、ひとつ、ふたつ、、
潤うよう 潤うように、慎重に、色香を足してゆくと、
さわぐ さわぐ
たれかしら
あなたのひたいのなかで潤うよう、
ものの問はれる先にいつも水のさぅさと垂れてるよう、
さあまた、
今度は手のひら、
扉のなかに幾多のかなしさ、
それにほっと軽うなる気持ち、をいくらかおさめ、、
またひとつはたはたとまたたき、
虚空は色香に揺れる、、
さわぎたい はしりたい・・・
この戸をかきむしりまたにおィやかな流れに身を浸していたい、、
とすると、、
それも暮れのかた、
当たり前にさっぱりとした気持ちと路地で、
ただ優しく揺れるもののけわいに出っくわす、、
さあさあどうしたものか、
袖に混ざってしまいましょうか、
いや、いくらもその残り香を噛んでしましょうか・・・