<1034>「鼓と二人で住んで」

 この時間 いっしょくたと

 とりまとめ とりまとめ

 触れ合い 流れ

 流る 流る 流る、、

 さむしいひとりの鼓(つづみ)が、

 わたしを先取っている、、

 そうしてかなたこなたの音(おと)の諸模様と、、

 ふたりで棲んで、、

 小さく手を結び、

 過去透明性と世界、、かかずらう喜び、、

 ひたしてゆく声、、

 するすると伸びる謎

 ト・・・

 探り 探る 探る、、

 わたしは不安定世界のただなかにひとつの歌を敷き、

 空気 まろぶ まろべて 空気 悲哀

 さわる 既に いくつもに触り、、

 ゆんで まろんで さけて 触れて、または嬉しくて、、

 きっとひとりの呼吸では淀むから、、

 あなたの手でかきまわして、、

 不都合な笑みも、そのいちいちを、全て音(おと)に変えて、、

 聞くに及び あたまのなかはかぐわしく

 見届けたこと

 その後(ゴ)の騒ぎでくもりを増してゆくただ調べてゆくとして・・・