でろんでろんでろん
ただのぶゥ
ただの不気味な男に秘かに似ている
不気味な男 不気味な男
それは誰なのか(秘かに似ている)
不気味な男
でらうでらうでらうでらう
不気味な容れ物
水を運ぶぜ
とんころころころこ‐こころころろここ
泥濘 泥濘
泥濘から姿をじかに出す、、
不気味な男は誰なのか、、
不気味な男は指を差す
不気味な男は誰だ(おれだ・・・おれか・・・)、
優しい日差しに不釣り合いな溶け方をして、、
微笑みさえその温暖さと袂を分かつ、
不気味な男は誰なのだ、、
おれは不気味な男の凝視のなかにあやしく棲んでいる、
不気味な男は口を真一文字に結び、
おのがふるえる映像をただにさらしている、、
不気味な男、、
それはおれか おれの線の上に連なるひとつの音(おと)のうちのわたしか、
不気味な男、
不気味な男はそこへ立つ。