過去が鳴る。あたしが、おろそか、を分けたア(お)と・・・。
過去、そのおろそか。渦を縫って走る・・・。
謎、それ自体、人より、分かりやすく、またその、さらわれ方は・・・。
昨日、きのう、きのう。
よそへ、ただ、そのひとつ、顔の曇り、と、おいしいまた々き。
圧力、と、圧力は惑い、私が話しかける。
後は、無理が、無理、が通り、ひとりでただ、よう渦、ないし湯気、を見る。
湯気は生える。
わずかなね・・・つ。も、ない。なかで、ヒゲ、は、ヒゲ、は湯気を見る。
湯気は、ヒゲを少し舐めている。
ベロ、に相当するもの。大人のなかで、味のするもの。
はぐ、もぎ、たべ、それでいて、水、水は空洞に響く。
生き物が下手な声で聞こえた。
下手な声は、なるほど、おとなしさ、を覆っていた。
おほづかみ、手で。
わざと、手で、それは次々、道への練習、道への憂い。
道を剥く、と、憧れは、寒さのなかにある。
ある時間に触れる、そのときの、人々の顔、を逐一憶えている、ような人間の顔。それは寒さからうらやみとなっていでくる。
身をひきしめ、途端に腐らせてしまう。手の指は構わず膨らんだ。
身のふるえ。
一言でふるえと、そう示せば間違いのなく。
(散)「あとはチり、さいわいに後方も見えない」(塵)
(地理)
夕(ゆう)ずれにおびやかされて、いできたふたつの目。
目。無性の熱。
熱は呆れて、いざふるえている・・・。