<689>「垂れるだけ垂れて」

 たれるだけ、とことんまで緩さ、昨日下へ、浮遊そして、休まるものから険しいそれへ、やあ、おい、振り返りたき、あれこれの、

「なあ」

迷わず、どこの部位に従うでもないのだが、歩き、歩き、君に言うことは随分と丁寧だ。行為は乱暴だ、が、どうだろう、思い切り喜んでみたら。訳も分からず、声を上げて喜ぶのだろうその動きだろうそれは私でもあるのだろう、が、どうだろう・・・。

 かたまり・・・。当然その瞬間へ、かたまるはずのことどもへ捉え、られ、ふさぎ、聞いている、聞きたくないのだから聞いていると答える人たち、そのなかにあって私などの変化したもの、あわれ、でもない姿・・・。