分からん、
分からんことが増えていく、、
大人になった世界は、
とってもあっけない、、
そうか、
こういう場所に立っていたのか、、
楽しいけれどもね、
意外とこんなもんか、というのを、
ひとつひとつ確認する作業は、
割合にさびしい、、
そうして妙に落ち着いてくる、、
分からんね、
どうして人間というのはああ荒れるのだろう、、
あたしも荒れているのかな、
よく分からないけれど、、
人間の荒れというものに、
目が行くことが多くなってきたね、
仕事があり、
生活があり、
遊びがあり、
勉強があり、
色事があり、、
これ、
ひとりのなかで起きていて、、
普段はそれぞれ、
全く何の関係もないような顔をしている、
これだけでも、
ひょっとしたら荒れるに足りるのかもしれないね、
訳が分からなくなってしまうから、
おれはどこにいるんだ、
誰の、
何をしているんだ、、
であるからひとつひとつ、
その対象に集中していくことしか、
私には出来ない、
遅れの本質は、
初めてやることでも、
妙に落ち着いてしまっていて、
取り乱したりする感動が、ないというところにあるのかもしれない、
まあ初めては初めてだけど、
初めて感がないんだよな、
経験していなかったのに、
どこかで経験してきたかのような、
しかしまあだからといって、
やんなかったことを、
そのままやらずに済ます訳にもいかないからさ、
淡々とやるんだけれども、
何かひとつのことが気掛かりなだけでは、
緊張しないということが分かってきて、
緊張しているときは、大抵、
複数の物事が混ざり合って同時に気になっている、
不安はますます増すもの、と森田正馬さんは言う、、
多分あそこを越えたら、もう安心とかもないのだと思うよね・・・