あたしはまだこのたたみこみのなかにいて、
なにを、と言い、、
しずかなからだをもち、
どこが、それを、つかみ、
どこへ、入るのか、
まるで分からないまま、、
あたしは、さらに奥へ、奥へ行き、
可能な生活の、
その回転者になる、、
どこからくる、
どこからくるの、、
あなたはもう方々から漏れはじめ、、
あたしはそれを黙って見詰めている、
あなたはそれをまた、畳み込んでいる、、
あなたがここで記憶していることは、
まったく別のことであるかもしれないんだ、、
私には、それが、、
妙な印象だと思える、、
あたしはなぜかうもれて、
見えないところで、、
別の成分を混ぜ、、
別の方向に枝をのばし、、
ここへも出た、、
つまり、
あのとき、、
なにかの方向の可能性だけを、
持っていて、それが、
何かは分からないもの同士が、
束の間、集まって、
はしゃいでいたのだ、、
のちのち全く別の人間になってしまうものたち、
そのものたちが、
あそこで、、
あんなにはしゃいでいたのはそういうことか、、
今は、反対に、
枝の絡まり合い以外のものではありえない、、
だから、
あたしというのはおそろしいぐらいに静かだよ、、
ここの裏からお入り、
なんの音も、
言葉もせないから、、
私は表面になった、
表面が、混んできたんだ、、
ひとつの技術になったよ、
ひとつの技術は、
かつての人々に対し、、
技術で会釈するだろうか、、
あたしは細い糸を探して、
それでなんとかするだろうか、、
あの人はまた閉じたよ、
より、
より内に、、
そうだ、しかし、、
内空間は、とても、とても静かなのだ・・・