<2398>「ヒと光と内部」

 ああ、そうだな、

 こんなところは初めてであるに違いない、

 あたしは、

 なにかのために、

 動いている訳ではないのだ、、

 身体に近くなり、

 そこで過ごしているだけなのだ、

 ここへ声を寄せて、

 明らかなあなたの姿が、

 見えているだけなのだ、、

 

 私はどこに浮かび、

 この存在は浮かび、、

 かけらも何もなくなり、

 この流れのなかで過ごす、、

 私は、

 まともにこの揺らぎのなかで育つ、、

 うん、

 今そこにいたのも、、

 たれと何と知り、、

 私は増え、

 それが複数の声であることを知り、、

 またはっきりと見えて来はじめる、、

 だれが手を置いたの、

 私はふくらんで、、

 ここの、

 ものの名前のなかを確かめる、、

 今、

 そこで見ている、、

 あなたも何かときかれ、、

 私もどこかと応える、、

 からだはこたえうる、、

 そのヒのひらくさま、

 ひらくなか、、

 あたしはすっとなかへ出た、、

 どれほどのネのかたまりなのか、

 今ここへ明らかにされ、、

 私は膨らんだ、、

 なにだ、

 それがどこまでもずっと膨らんで、、

 あなたは、

 遠方を見ていた、、

 

 このように、確かめる、、

 ひとつひとつの印が、

 今私のなかにあり、

 長く、笑って、、

 今もまた光のエのさき、、

 私は肌を通し、

 そこでなかにきこえ、、

 光は含まれ、

 光はらんだし、、

 私は はい、身体のなかを見、、

 はい、と、呼吸を移し、

 そのなかにあたたまる、、

 そのなかで生きてくる・・・