<2582>「具体的な管の無感」

 しずかに跳ねるね、

 どうも、、

 ゆっくりとまわる、

 そうだ、、

 私は無感をつまむ、、

 からだをみる、、

 あとのなかに、

 しずかにはいる、、

 ものがみえる、

 うん、

 あたしここで跳ねたよ、

 分からないけど、

 どうしてか、ここに居て、

 声を順繰りに、、

 

 ながれていくね、

 みただけだけど、、

 これははてみたいに、、

 普通の姿で、

 流れていくんだね、

 もっとこのなかから、、

 届くものがあって、

 私は中央へ浮かびながら、、

 さきを見る、、

 さきのその、泡のなかに居た、、

 からだ、せまる、、

 うん、ふくらみ、、

 これがはてときき、つながる、、

 どこ、

 どこのかたち、

 かわいたかたち、、

 人がなかへはいる、

 はいるままのところ、、

 なにがあたしを見ている、、

 なにがせまる、、

 あたしは具体的な管だ、、

 ここには流れている、

 な、

 あなたは疑問などではないものな、、

 ここへふくらむのだ、、

 

 私が声をかけ、、

 器官は応えない、、

 この沈黙のなかに、

 私は、時間を置く、、

 いつまでも、

 なんとなく、眺めたままにしておいて、、

 私はひらく、、

 なにやかや、この先に、、

 しるしがあり、

 それにふれても、

 あなたは、おそろしく、無感だ、、

 どこからこの姿なのか、

 さっぱり分からないほど、

 無感なのだ、、

 からだを、たれる液、私は見て・・・