<2197>「液の瞬間、液の声」

 順に見える物事のなかで、

 私は身体を持ち、、

 先で歌う、

 なにかここから声のする、、

 ひとつの姿なのだなと、

 私は確かめて、、

 ここに始まるのでした、

 たれと言いつつ、、

 液が入り、

 まっすぐにこちらへ向かってくる、、

 ひとつの装いで、

 あなたはここにありました、

 ひとつを目指し、、

 ここは将来の一日、

 私は夢ではなく、、

 身体を動かしています、

 

 あれは騒ぐのに、

 もののなかではっきりと見えて、、

 あたしは浮かびあがっていくのに、

 その姿をとらえ、、

 一量ではじまり、

 一量へかえる、、

 ああこの物事のなかや、下、、

 つねに液があり、

 つねにふるえる、、

 あたしもどうやら、

 多量みたいです、、

 これは容れ物なんですね、

 徐々にこの形は回転しながら、、

 私の方へ来るという、

 そういう流れなんです、、

 いやはや、

 この呼吸をどこまでも知り、、

 ものは光りながら、

 私はそのなかへと来る、、

 ものが見えて、

 ひとつのなかへと来る、、

 

 からだが見えた、

 ちからが見えた、、

 いまその一量がそれぞれの私へ見えて、、

 私はかわいた、、

 瞬間、液の声をきく、、

 次々に溢れる、

 次々に巻き込まれる、、

 それぞれの身体の揃い、

 それぞれに訪ねて、、

 あちらこちらに顔を見せながら、

 私はひろがる、、

 私は水のなかを行く、、

 それが見えているのさ、

 身体などここに、、

 はっきりとね、

 私はそれを見た、、

 それをはっきりと知れるものとして、見た、、