2019-03-13から1日間の記事一覧

<878>「白い花の起立」

私は目であるための、日々の言(こと)を過(ヨ)ぎる・・・。 誰かに、ひそやかに触れている、あれは顔の、懐かしみ、の、確かなひと日(ヒ)・・・。 空気のなかで饒舌であれる、の、夜(よ)。思いを響き、通し、またたくマに流る。 輝きと、それら一切。…

<877>「陽の中の片手の呼吸」

遠くで、知らんと、さらに、私は移ろぎの夜(よ)の子どもになる。 「なぜ、こんなところに、香りの言葉を置いている」 通り過ぎ、私は振るい、そばに、とほうもない音(おと)がひらくのを聴く。 ひとおもいの呼吸の行方を聴くわれら・・・。それは、小さな…