ここから順に、順に、移って来る、、
私はそこで、身体をはたいた、、
すると、現実はどこまでも揺れ、
あたしは粒になり、
各々ばらばらに走る、、
誰にも気がつかれない速度で、
ゆっくりと変化していると、、
私はまた別の身動きを持って生まれているのだった、、
そこにしか身体がないので、私は、
上手く諸方をひと部屋に集めて、
それを太陽のなかで見た、、
日増しに陽が強くなり、
私は、干上がろうとしていた、
途方もない、
私は眠くなる、、
あんまり熱が大きいので、
中心点できっと太陽は眠っているだろうと、
私は干上がって、
一片の皮になりながら、
この動きに連なる、、
ちょうどそれぞれ、
表面にこぼれて、、
私が、ア、という声を発したところで、、
いちいちは漏れ、
いちいちは染み、
いちいちは溶け込んで、静かに、
静かに止まる、、
私は何か、場所をともにしている人々に、
声をかけなければならないという、
常識ともなんとも言えないものを感じながら、
日に溶けるままにし、
日常動作へ、ひとりの経過へ帰って行きました、、
あたしは小さな歩行を、
そのまま渦にかえして、、
その水面を黙って見つめていました、、
自分が自分を見ていること以上に不思議で面白いことはない、
と、きっとどこでもそう考えている、、
困ったな、人をいれないのはこういうところかな、
と長い時間を使って思ったのでした、、
私は、あんまり困っていないのじゃないか、、
と、
どこでも作業をしたらいいではないか、
うん、何をしてるの?
ええ、まあ、ええ、など、、
なんだこの人は、最近暑いからね、お気の毒にね、
そうか、私は太陽の中で、生まれ続けて、、
ひとつここに毒として定まったのだ、、
道理でなにともなく気持ちが良い、
私からは色も香もなにものもはがれて、、
ただ干上がったなかで眠るだけの、、
その眠るものの交通を、黙ってここに取っておいただけだ、